初めまして、ヤブと申します。PJCSお疲れ様でした。いつもはこういうインターネット大会は参加賞目当てで潜ってそのまま終わっていたのですが、今回のultraルールでは禁伝もメガシンカもゲンシカイキも全て解禁されるという7世代最初で最後のGSダブルということでかなり気持ちが掻き立てられて、こうして初めてのダブルに挑戦することになりました。慣れないことばかりで、プレミもすれば択にも負け、押しミスや時間切れまで何度も繰り返して、この3日間でダブルバトルの洗礼を受けたというのが尤もな総評だと思います。結果は最高1666と奮わないものでしたが大好きな禁伝2体と戦えていい経験になったので記事を書こうと思います。
使っていた構築はこちらです
構築経緯
自分がポケモンを始めたのがルビサファ世代であり、その頃から好きであったカイオーガとレックウザから構築をスタート。
カイオーガの潮吹きという技を最大限に活かしたかったので、s操作+カイオーガのHP管理が可能なカプレヒレを採用。
ネクロズマやルナアーラ対策、その他威嚇猫蜻蛉で様々な活躍が見込めるガオガエンを採用。
残り2体が決まらなかったのでダブル勢に色々と相談をして、オーガレックのテンプレにも入っている追い風挑発クロバットと電気対策のトゲデマルを採用して構築が完成した。
個体解説
ゲンシカイオーガ@藍色の玉
臆病
初まりの海
193(140)- -123(100)-208(60)-181(4)-149(204)
潮吹き 根源の波動 冷凍ビーム 守る
HB…陽気珠ガリョウテンセイ最高乱数以外耐え
HD…コケコのフィールド無し10万z確定耐え
C…雨潮吹き(ダブルダメ)で無振りテテフ確1
S…準速テテフ抜き 最速レヒレ-1
本構築の圧倒的エース。とにかくカッコよかった。調整に関してだが、レヒレと組ませる場合レヒレに上からサポートを受けつつ控えめスカーフテテフや控えめゼルネアスなどを抜きながら動かしていきたかったので最速レヒレ-1で採用し、それに合わせて耐久調整を施した。グラードンがいない構築には追い風や凍える風をして潮吹きを打っているだけで勝てるくらいの凄まじい制圧力があった。ミラーで殴り合いになった時にほぼ上を取れるのでその点は良かったが、ミリ耐えされる場面がものすごく多かったので普通に控えめで採用するべきだった。根源の波動は当たらないのでHPが削れてても怖くて中々選択することが出来なかったし、根源を押した試合は大体外して負けていたので熱湯にするべきだったのかもしれない。しかし僕がGSルールをやる理由のほとんどが禁伝の専用エフェクト見ることなので次回以降GSルールをやるならこのポケモンはもう使わないかもしれない。
メガレックウザ@気合いの襷
陽気
エアロック→デルタストリーム
181(4)-232(252)-120- -120-183(252)
ガリョウテンセイ 神速 剣の舞 守る
グラードンが水技を消しに場に出てくる時に合わせてぶん投げる。またカイオーガで両縛りが出来たターンや相手の守るのターンに合わせて剣の舞を積んでいく。カイオーガと違って全体技が無く立ち回りに工夫が必要であった。カイオーガが通しにくい時ほどこのポケモンを上手く動かさないといけなかった。火力が足りない場面が多かったので意地でも良かったかもしれない。技が命中安定でカッコいいのでまた機会があったら使いたい。
カプ・レヒレ@ミストシード
臆病
ミストメイカー
175(236)- -138(20)-115-150-150(252)
熱湯 凍える風 癒しの波動 挑発
陽気珠ガリョウテンセイ最高乱数以外耐え
D+1でコケコのフィールド無し雷z確定耐え
最速
カイオーガの上から風、癒しでサポートをする。トリックルームをされた時の切り返しがこちらに無いため挑発を採用、また試運転をしていてレヒレの水技がほとんど警戒されなかったので熱湯を採用した。同じようなサポート要員としてクロバットの方が優秀だった為この枠は諸説だが、削れたオーガに上から癒しの波動が出来るのはかなり偉かった。
ガオガエン@ファラのみ
慎重
威嚇
200(236)-135-110- -154(236)-85(36)
183ゼルネアスの+2ムーンフォース確定耐え
ミラー意識で残りS
主にネクロズマやミュウツー、ゲンガー入りに投げていった。ガエンミラーで上から猫を打つためにsに結構振っている。試運転ではバークアウトで使っていたがネクロズマなどへのダメージを優先してDDラリアットに変更した。ダブルで威嚇猫蜻蛉が強いと言われている理由がものすごくわかった。
クロバット@ウタンのみ
臆病
精神力
191(244)- -100- -102(12)-200(252)
怒りの前歯 追い風 挑発 黒い霧
ボーマンダなどの高速追い風役を挑発で封じたり味方を追い風でサポート、水技半減のポケモンを前歯で削って潮吹き圏内に入れたりする。猫騙しが効かないので守るの技スペを取らないのもかなり偉かった。クロバットミラーでは挑発の同速勝負で大体試合が決まる。グラゼルネにこいつ+オーガレックで勝てると言われて採用したが立ち回りが下手くそ過ぎて1回も勝てなかった。上手くやれば勝てそうな感じはあったのでとても悔しい。実は中学生の頃まで一番好きなポケモンはクロバットだったのでこういった形で使えたのは嬉しかった(聞いてない)
トゲデマル@突撃チョッキ
陽気
避雷針
171(244)-118-83- -103(76)-154(188)
びりびりちくちく ほっぺすりすり 猫騙し 蜻蛉帰り
183ゼルネアスの+2マジシャ(ダブル)+ムンフォ確定耐え
183イベルタルの悪の波動z確定耐え
準速100族抜き抜き
コケコ入りやゼルネ入りによく出した。クロバデマルという選出で猫挑発→蜻蛉追い風からカイオーガ着地という動きがわかりやすく強かった。場に置いとくだけでコケコがいてもオーガが動きやすくなったりほっぺすりすりの必中麻痺がとにかく強かった。びりちくはほっぺすりすりと似たような技と思われがちだが威力80怯み3割というただの電気版アイアンヘッドなのでaに振らなくても相手のカイオーガが結構削れたり怯む。いちいち動きが可愛いのでまた機会があれば使ってあげたい。
感想
右も左もわからない状態から組み始め、アドバイスを受けながらもポケモンの調整は自分で考えての新環境での対戦だったので、新鮮味があって非常にワクワクさせられました。ゲンシカイキとメガレックウザがめちゃくちゃカッコいいからという理由で始めたダブルバトルでしたが、ダブル自体の面白さにも触れることができたので今後機会があれば全国ダブルも少しやっていきたいです。何かありましたらTwitter@pokemon_yabu2 まで。
最後に相談に乗ってくれたり個体を貸してくれたテイルとでぃーさんありがとうございました。