【s14最高2116】ヤブアスクチート

                       〜〜〜画面暗転〜〜〜

 

時は1月に遡る。(クソ茶番)

s13が終わって数日後のある日、僕はらみれすにあるLINEを送った。

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というのもs13に僕は2100に乗ることができずs14こそは2100に返り咲いてやろうと燃えていた。そして時は1月。シーズンが終わるのは4月の頭であり就活組がレートを本気で出来る最後のチャンスだった。僕は学部の関係上就活はなく、留年もしているためあと4年近く学生生活を送ることができるのだが、同期は4月から就活が始まり、また歳が3つ上で3留しているらみれすも同じである。同期が就活で消えていってしまうのは当然のように寂しい。ましてや7世代でこれといった結果を出さずに消えていってしまうのは自分も嫌であった。過ぎ行く人には花を持たせたい。ならば自分の信じた構築で2100に連れて行けばいい。

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ヤブアスクチートの初まりである。(ここでopが流れる)

 

 

ということでs14お疲れ様でした。ヤブです。冒頭の通り今期は就活前ラストチャンスのらみちゃんと同じ構築を使って2100を目指そうというところから始まりました。この並び自体はs13から使っていたのですがシーズンを通して調整や技構成を少しずつ変えていき今の構築に至りました。勝手に誘って構築を押し付けたようなものなので多少の責任は感じていましたが最終日に何とかお互い2100に乗せることができたので安心して記事が書けます←

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2100達成時の写真しかなくてすいません。

TN CRISPR-Cas9 最高2116最終2060 (144位)

TN IzumiSagiri 最高2090くらい最終19xx

TN ヤブ 最高最終わからん

 

(らみれす 最高2126)

 

QR

https://3ds-sp.pokemon-gl.com/rentalteam/usum/BT-415F-80E4

 

構築経緯

数あるクチート軸の中にクチートを状態異常、地面技から守り対面操作からクチートの火力を押し付けるボルトレヒレクチートという並びがある。そのボルトレヒレクチートを擬似的に2体で体現できるシュカコケコクチートから組み始めた。2体に集約することで基本選出にもう1体自由に組み込むことができたり、カバルドンランドロスをシュカコケコで誘い殺しできるという利点がある一方、一貫した特殊技に弱かったり単純にシュカのみ1回分だけの地面への行動保証ではサイクルが回らないという欠点があるためその欠点を埋めていく形で裏を組んだ。

コケコクチートが水、炎、地面というメジャータイプが一貫しており、それら全てを半減以下に抑えられ基本選出に組み込みやすいギャラドスを採用。ギャラドスクチートは共に受けポケモンを誘いやすいがその系統が全く違い (クチートにはカバルドンテッカグヤが投げられ、ギャラドスにはポリゴン2カビゴンナットレイが投げられる) 片方が止まる物理受けはもう片方で崩すことができ、2体間でタイプ受けの補完以外に攻めの補完も優れている。ギャラドスは上記の役割対象であるカバルドンテッカグヤを確実に起点にでき、水技への受け出し回数も増やせる身代わりきのみ型にした。

コケコギャラクチートは電気が重いことや、クチートギャラドスの技構成上ボーマンダがかなりきつくなるため、マンダ軸やその取り巻きの電気タイプに強く出られ、ギャラクチートで崩せないポリグライを崩しにいける叩き地面zマンムーを採用。また地面zマンムーは基本的に氷柱針を採用するが、現環境のボーマンダのほとんどが耐久に振っておらず-1礫×2や不意打ち+礫、EFボルチェン+礫で縛れることから氷柱針の必要性をあまり感じなくなり、ミミッキュとの対面性能を上げたり構築単位で重いギャラドスの起点回避に岩石封じを採用した。

ここまででメタグロスが重いことや多くの対戦でコケコから展開することを想定した際にミミッキュを含めた多くのポケモンを上から殴れて耐性上ボルトチェンジから繋ぎやすいヒードランをスカーフで採用。

最後にバシャーモ入りの構築に対してバトン先も含めて崩すことができ、ヒードラングライオンなどといったクチートが苦手なポケモンを起点にしたり厳しいサイクルを積みとzによる強引な崩しができる身代わりエスパーzラティアスを採用して構築が完成した。

 

 

個体解説

 

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ラティアス@エスパーz

臆病

157(12)- -111(4)-160(236)-151(4)-178(252)

サイコキネシス、10万ボルト、瞑想、身代わり

 

c222メガゲンシャドボ最高乱数以外耐え

眼鏡コケコのマジシャ最高乱数以外耐え

 

バシャカグヤやバナカグヤドランなどの並びにイージーウィンするラティアス。慎重カビゴンが増えたりスカーフレヒレが増えたりどの構築にも襷ミミッキュがいたりと環境的にはかなり向かい風であった。ただバシャバトンは毎回3ターンくらいで降参を貰っていたほど刺さったのでそれはそれでよかったのかも(?) どんどん活躍の場が減ってきてるから次回作で専用zを期待。

 

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メガクチート@クチートナイト

意地っ張り

155(236)-172(252)-145- -115-73(20)

アイアンヘッド、はたき落とす、不意打ち、剣の舞

 

いつものアイヘクチート。コケコでフィールドを展開しながらボルチェンでミミッキュなどに繰り出す。この構築におけるクチートの主な仕事がフィールド下でのミミガッサの処理とテテフの対面処理、受けの崩しであるためそれらの役割を確実に遂行するためにじゃれつくではなくアイヘ。アイヘは対面で身代わりグライオン剣舞→アイへはたきで命中安定技のppを枯らされずに突破できたり、ドヒドイデモロバレルへの勝率が格段に上がる。ただでさえギャラドスが重いためじゃれつくにするべきであったかもしれないが個体数が明らかにテテフミミッキュなどの方が多く、そちらの遂行を最優先事項として捉えていたため技はこれでよかったはず。アイへの弊害として増加していたヌオー入りの受けを何回も怯ませないといけないという点があった。クチートにヌオー後投げ普通じゃ成立しないからやめてほしかった。1メガというのもあり選出率はコケコに次いで2位。

 

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カプ・コケコ@シュカのみ

臆病

153(60)- -106(4)-135(156)-107(92)-192(196)

10万ボルト、ボルトチェンジ、草結び、めざ氷

 

HB…207メガギャラの+1滝登り87.5%耐え

HD…155ゲッコウガの熱湯手裏剣5発確定耐え

DL調整

S…最速ゲッコウガ抜き

C…めざ氷で196-100ランドロスに最高乱数を引かない限りきのみを食べられない

フィールドなしボルトチェンジ+フィールド込み10万ボルトで無振りミミッキュを高乱数で落とせる

メガギャラドスに対して後述のマンムーの-1岩封+フィールド込み10万ボルトで高乱数で落とせる

 

本構築の軸の1匹。耐久調整とシュカのみにより対応範囲がかなり広くなることや自然な形で地面枠に役割破壊が出来てクチートの通りを良くしてくれるのが強み。登場時の特性発動もありリザテテフに対してxy判定とスカーフ判定をしながらヒードランに繋ぐことができる。(地震リザードンはTNメモ) 他にも襷ゲッコウガの対面処理やボルトチェンジ+裏の何かでアーゴヨンやミミガッサの処理も行なっていた。重いギャラドスはこのポケモンのHPをしっかり管理しないと簡単に負けてしまうのでシビアな立ち回りが必要であった。クチートマンムーボーマンダに威嚇を入れられた際に1回だけではあるが後投げが可能であり、ボルトチェンジからマンムーの礫で処理という主導権を握っているためマンダ軸にはこの3体で出すことが多かった。拘らずにメタグロスゲッコウガの上から動けて、フィールドを展開しながらクチートを場に出せるためコケコクチートの並びはかなり汎用性が高くいい並びだとシーズンを通して感じた。選出率1位。

 

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ヒードラン@こだわりスカーフ

臆病

167(4)- -127(4)-182(252)-128(12)-139(236)

オーバーヒート、かえんほうしゃ、ラスターカノン、大地の力

 

コケコのボルトチェンジから展開するもう一つの鋼枠。こちらは耐性を活かしてテテフやリザードンに繰り出し、ボルトチェンジ+大地もしくはラスカノで縛る動きを取る。火力が足りず耐久振り眼鏡テテフや耐久振りのリザxに返り討ちにあったりして悲しくなったりもした。コケコのsを落としているためゲンガーがかなり重く、ヒードランをうまく通したいと思っていたのだが、ほとんどのゲンガー軸がカビゴンと組んでいるためあまり刺していけなかった。グロス軸に対してはバレットパンチや思念アイへのタイミングで着地させて後続に控えてることが多い対ミミッキュの為のHPを管理しながら行動回数を稼ぐことが重要。今期はミミッキュが襷とABゴーストzしかいなかったので出す度に返り討ちにされて泣いてた。

 

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ギャラドス@マゴのみ

意地っ張り

176(44)-194(252)-99- -120-128(212)

滝登り、地震、身代わり、龍の舞

 

HP…4n

S…+1でゲッコウガ抜き

 

クチートが誘うランドロステッカグヤカバルドンに対して投げていく。きのみにより場持ちがいい為激流ゲッコウガに何回か受け出しが可能。このポケモンは有利対面ですぐに舞わず、滝登りなどで負荷をかけながらサイクルを回していき、全抜きが見込める場面でようやく竜舞をするという動きが強力だった。テッカグヤに対してはほぼ確実に身代わりが残る為テッカグヤ入りへの勝率はかなり高かった。グロス軸にかなり強く出られるポケモンだと思って当初は採用したが、思念怯みや雷パンチ持ちなどケアしなければいけないことが多く、竜舞を積んでも裏の眼鏡レヒレや襷ミミッキュにボコられることが多かった為しっかりサイクルを回して舞うタイミングを見極めるのが重要。

 

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マンムー@地面z

意地っ張り

191(44)-196(228)-107(52)- -81(4)-123(180)

地震、氷の礫、はたき落とす、岩石封じ

 

HB…216マンダの捨て身最高乱数以外耐え

HD…ゲッコウガの熱湯で死んじゃう(´·_·`)

S…準速70族抜き

 

電気の一貫切り、ボーマンダのストッパー、クチートと組んでカビゴン、ポリグライの崩し、ミミッキュのタイマンなどが役割。地面zは規格外の火力で奇襲性も高く、低速ポケモンをワンパンしたりとかなり強力だった。礫で削れたボーマンダを一方的に縛ることができるのがこのポケモンの最大の強みで、試合展開を組みやすかった。マンダの取り巻きにスカーフカミツルギが多かった為クチートとうまく回していく。前述の通り氷柱針の必要性があまりなかったのでギャラドス対策として気持ち程度に岩石封じを採用したが、この技を見ると地面zを全く警戒されなくなる為ミミッキュに岩石→zの動きがかなり刺さったためこの選択は良かったと思う。欠点としてDがあまりにペラペラでゲッコウガの熱湯でも倒されてしまうのでこのポケモンと水枠が対面しないような立ち回りを心掛ける必要があった。

 

 

立ち回りや選出に関しては細か過ぎるので個人での対応に限定しようと思います。

 

 

シーズンを終えて

s12にある程度の結果を残して向上心を失いかけてた自分は、就活が始まりもうレートをガチでやれるのは最後かもしれないというらみちゃんに自分が何回か達成した7世代2100を達成してほしいというひょんなきっかけから初めて構築共有というものをしたのですが、自分が一方的に構築を渡した為かなりプレッシャーを感じていて終盤はものすごく追い詰められた状態でやっていました。最終日の夜に僕がようやく2100にのると間もなくらみちゃんが2100に乗せてくれて自分のことのように喜んだ覚えがあります。共に何回も相談をして自分の構築が他人に理解してもらえたという感じがして普段とは違う達成感が味わえました。ラストチャンスで2100に乗せてくれて自分も一安心し、その後はお互い何も気負う事はなく楽しく朝まで潜ってシーズンを終えることができました。結果は僕が2116でらみちゃんが2126で最終はお互い溶かしてしまいインフレシーズンにしては少し物足りない感じがしますが、それ以上に2人で同じ構築を使って2100に行けたという喜びが何よりも大きかったです。ライバル視していた仲間が自分よりも上に行ってしまって悔しいという気持ちがある一方、考えに考えた構築で2100に乗って少々燃え尽きてしまった感もあります。今期を区切りにする人も多く、自分も勝っても負けてもポケモンを楽しめなくなっている辺り、少し休んだ方がいいと思いました。何だかんだ言ってすぐにやりたくなるのは目に見えていますがそれでも終盤の追い込まれたレートを楽しめる自信がないので目標などにとらわれず気楽にやっていきたいです。

最後に自分の勝手に最後まで付き合ってくれたらみちゃんは本当にありがとうごさいました。本当に大丈夫なのかと心配しながらもシーズンをやり通して目標を達成してくれて僕としては大満足です。色々な意味で最も心に残るシーズンになりました。ここまで読んで頂きありがとうございました。何かありましたらTwitter@pokemon_yabu2まで。