s14お疲れ様でした。ヤブです。今期は期間が長かったため久し振りにラティクチ以外の構築で2000に乗せることができたので記事を書こうと思います。今回は色ゲンガーを孵化して使いたかったのでゲンガー軸です。期間が長かったので2000からも潜って2100を目指していきたかったのですが終盤余裕が無くなってこのロムもラティクチに切り替えた為最高2020でラティクチにバトンタッチしてしまったのが心残りではありますが(´·_·`)
はじめに
メガゲンガーの処理方法のほとんどがスカーフで上から殴ることやs操作、対面性能の高いポケモンで対面処理、そしてミミッキュであるため、そこをケアしながらゲンガーを初手からでも裏からでも展開することが可能なサイクルを作り、ゲンガーで詰める構築を目指した。
構築経緯+解説
守るゲンガー+HBランドロスという並びが相手のスカーフ地面枠に対して安定したサイクルが見込めることを評価しランドゲンガーから組み始めた。当初はゲンガーの中でもかなり対応範囲が広い鬼火祟り目型を採用していたが初手の鬼火外しで試合が終わることが多かったということ、HDマンダがほぼ環境におらずみんなAS捨て身か両刀であったこと、対面のメタグロスを守るで様子見してメガ進化させれば次のターンランドロスバックで威嚇を入れられ、蜻蛉+シャドーボールで処理できることなど様々な条件を考慮した結果凍える風持ちのCS守る3ウェポンゲンガーの方が環境に合っていると感じ型を変更した。某2200構築も守る3Wだったし環境には合っていたと思います(後付け) メタグロスに対して守る→ランドバック→蜻蛉の動きは意地思念+冷凍パンチでランドロスが倒されてしまうためメタグロスには別の処理ルートを用意した。(後述)
サンダーからの後発ゲンガー展開
スカーフ地面が臭う構築に対してゲンガーの守るからサイクルを作っていく動きはランドロスと組み合わせて実現出来た。次に対面構築や積みサイクルといった初手に襷持ちや起点作りポケモンを置く構築に対して裏からゲンガーを展開するという動きを取る為に耐久振りのサンダー採用した。サンダーはメタグロス、リザードン、ゲッコウガの全ての技を耐え(鉢巻大爆発、ブラストバーン、眼鏡冷ビ、氷z、岩zなど一部の事故を除く)ボルトチェンジでゲンガーの圏内に入れながらゲンガーを着地させ有利サイクルを形成する動きが可能であり、また特性の発動順からゲンガーvsランドロス、カプテテフの有利不利をはっきりさせることができる。ゲンガーを襷のタイマンやポリゴン2の電磁波などによるs操作で見てくる人に対して後攻ボルチェンや毒毒で潰してゲンガーの一貫を作る。
上の3体の組み合わせ次第で初手に来やすいスカーフ持ちや襷展開に対応することは可能となった。次にゲンガーを使う上で無視出来ないのがゲンガーミラーやコケコとの同速勝負、その他眼鏡やzで規格外の技を押し付けてサイクルを破壊してくるポケモンである。サンダーランドは多少のサイクルは回せると言っても特殊方面の耐久値は物足りないため、特殊全般に後投げが可能な慎重カビゴンを採用した。カビゴンは多くのポケモンを欠伸リサイクルで流し詰ませる性能が高い反面、格闘zなどの地雷枠や不意に飛んでくる毒毒に弱いという点がある。構築の主軸となりやすいメガポケモンは地雷枠になりにくいためカビゴンには相手のゲンガーやギャラドスなどのメガ枠に対して積極的に投げ欠伸リサイクルで回していくが、それ以外の構築に対してはサンダーの偵察能力と合わせて相手の崩しを想定し、捨て身地震でどんどん削っていってゲンガーの一貫を作ることを意識した。鋼がいない構築のため相手のテテフもカビサンダーで型を特定してゲンガーで処理できるか否かの判別を行っていた。
上記の4体でサイクルの駒は十分だと感じ残り2体で補完を意識しながら対面と崩しの要素を取り入れていった。最初に気になったのがジャラランガzの一貫であったのでフェアリータイプを入れることは確定。また上4体がガルミミやリザミミの物理が殴っているだけで簡単にダメージレースに負けてしまうため、ガルーラやリザードンへのタイマン、ゲンガーと合わせてミミッキュの処理も可能な最速エスパーzテテフを採用。
最後に構築単位で雨+ナットレイの並びやバシャーモ、ミミロップが重いこと、対ギャラドスに不安が残ること、テテフゲンガーではバナバンギカグヤなどが崩せないことから1舞で135族を抜ける最速飛行zギャラドスを採用して構築が完成した。
個体解説
ゲンガー@ゲンガナイト
臆病
135- -100-222(252)-116(4)-200(252)
ヘドロ爆弾、シャドーボール、凍える風、守る
構築の軸であり核となった守る3ウェポンゲンガー。某記事にも書かれていましたがゲンガーはメガ進化するだけで0.5体倒したくらいに本当にアドバンテージが大きいので個人的にゲンガーの守るは何よりも必須だと思っています。ボーマンダがみんなASだったのでこのポケモンがかなり通しやすかったです。HDマンダやランドロスを考えてめざ氷も考えましたが後続で処理するためのs操作やギャラドスの起点回避の方が重要だと思い凍える風で使い続けました。サイクルを回さずとも殴っているだけで勝てそうな構築が多く、またサイコフィールド下でのこのポケモンの制圧力が凄まじかった為前のめりな構築に対してテテフとセットで投げることが結構多かったです。
ランドロス@バンジのみ
腕白
196(252)-166(4)-156(252)- -100-110(s個体値29)
地震、岩石封じ、とんぼ返り、毒毒
厳選するつもりはなかったが1発目でs個体値29が出たのでウッキウキで採用。努力値の端数だがなんかの乱数がズレた気がしたからA振り。ゲンガーの影踏み守ると蜻蛉帰りランドロスで相手のスカーフ枠を完璧にコントロール出来るのが最大の強み。ボーマンダをゲンガーで上から縛るため、対ミミッキュ性能を考えて呑気ではなく腕白岩石封じ。他にもゲンガー軸はスカーフツルギを通す動きをよくされるため岩石封じは必須だった。ランドカビゲンの並びではステルスロックがよく採用されるが、こちらのポリゴン2やカビゴンの突破方法がテテフの積みとサンダーの毒毒に限られているということや、カバマンダガルドに対してテテフランドゲンガーと投げる時のカバルドンの欠伸ループ対策、ゲンガーの守るとのシナジーを考えると毒毒の方が優先度が高かったため毒毒で採用。HBランドロスは単体としての性能が低くあまり好きではなかったが、ゲンガーと組ませると最強ポケモンに化けるくらいに相性は抜群だった。
ギャラドス@飛行z
陽気
171(4)-177(252)-99- -120-146(252)
滝登り、飛び跳ねる、竜の舞、挑発
テテフゲンガーで崩せないサイクルの崩しと雨+ナットレイ、ミミロップ、バシャーモ軸の切り返し。1舞でミミロップやゲンガー、雨パでよく採用されるコケコを抜いたり、ギャラミラーで上から挑発を入れられる可能性を上げるために陽気最速。挑発は受けの崩し以外にもラス1ミミッキュの剣舞をさせずにゲンガーで処理という動きが取れたため有用な技だった。最速挑発持ちでの採用のため補完としての性能は申し分なかったが火力不足に悩まされることが多かった。その為上記の役割対象以外にはあまり投げなかったが、逆にその役割対象にはこのポケモンがものすごく刺さり安定して勝てたのでこの枠はギャラドスで正解だったと思う。
臆病
145- -95-182(252)-136(4)-161(252)
対面と崩し。ガルーラスタンやリザミミガッサに対して投げていき、初手でメガ枠をzで飛ばす。最速ガルリザを考慮できていませんが意地っ張りしかいなかった為対面で負けたことはなかったと思います。ゲンガーとサイコフィールドの組み合わせが非常に強力であり、サイクルを回さずともテテフゲンガーで対面殴っていれば勝てそうな時は積極的にテテフランドゲンガー選出をしていった。このポケモンはHPが1でも残っていればフィールドを展開してゲンガーと合わせてミミッキュを処理できる為簡単には切らないことを心がけた。カバマンダガルドに対してはこのポケモンでギルガルドを削ってランドをクッションにゲンガーを通すといった動きをよくした。
サンダー@マゴのみ
穏やか
191(204)- -117(92)-146(4)-144(164)-126(44)
ボルトチェンジ、熱風、毒毒、羽休め
HB…意地リザxのフレドラ耐え→きのみ
陽気ランドの岩石2耐え、爆発耐え
HD…211リザの晴れオバヒ耐え→きのみ
ゲコの珠冷ビ耐え
S…125ボルトロス抜き
HP…16n-1
ラティクチ以外2000シリーズ皆勤賞の大御所。調整に関しては過去に何度も記事を書いているのでそちらを参照。処理の難しいゲッコウガやメタグロスを後攻ボルチェンから後発ゲンガー展開で容易に処理できるのが強み。鋼がいない為初手テテフ率が異常に高く、特性発動順と火力を見て毒羽もしくはボルチェンでカビゲンに繋いで見ていた。危ないのであまりやらないが一応スカーフテテフは羽休め3回→毒(このターンきのみ発動)→羽→フィールド切れという動きで無理やりではあるが見ることができるので再戦で型が割れていたりカビゴンが出せなかった時はたまにやったりしていた。困った時にとりあえず投げられてポリ2やカビゴンに対して毒を入れてカビランドと回したり安全にゲンガーに繋いだりと今回も申し分ない活躍をしてくれた。
カビゴン@ファラのみ
慎重
262(212)-131(4)-116(244)- -149(44)-51(4)
捨て身タックル、地震、欠伸、リサイクル
調整はとあるブログの調整を知り合いが見つけてくれてパクりました。
HD…コケコの10万+10万z確定耐え
A…色々乱数がズレるらしく4振り
S…ミラー意識で4振り
HP偶数調整をしつつ残りをB
有象無象に対して欠伸で流しながら捨て身地震で削っていきゲンガーの一貫を作るポケモン。初めてカビゴンを使ったのだが、使い慣れると病みつきになる性能をしていた。ステルスロックがないので欠伸で上手く対面操作をしながら捨て身地震で削り、ゲンガーの一貫を作っていく。またギャラドスやゲンガーなどのメガ枠もカビゴンに任せることが多かった。ゲンガーと合わせてサイクルの主導権を握りやすくランドカビゲンという並びとしての強さを実感した。
選出
カバマンダガルド
テテフランドゲンガーと投げることがほとんど。再戦はともかく初戦はテテフのzを知られてない為ほとんどカバルドン初手であった為大体勝てた。
カバリザテテフ
サンダーゲンガー@1で取り巻きによって変えてた。ミミッキュが重く見るならランド、リザyやギルガルドが重く見るならカビゴンという感じ。
リザミミガッサ
テテフランドゲンガーでリザを上手くzで飛ばせれば大体いける。ガッサの催眠ターンにもよる。
ガルランド
これもテテフランドゲンガー。ギルガルドを上手く削れるかが勝負。
サンダーランドゲンガー。ゲンガーでレヒレやグロスをキャッチしてラス1ミミッキュをランドロスで相手できると理想。
クチート軸
サンダーランドカビで受け回し。ミミクチにはランド、ポリ2にはカビサンダー、その他z技に気をつけながら丁寧に回せば大体いける。
カビゴン@2。厳しそうならこちらもギャラの積みで対抗したり。
雨
カビギャラ@1。取り巻きにマンダガルドやカミツルギがいたらカビギャラで削ってゲンガーで詰めにいく。
受け
テテフゲンガー@1もしくはギャラゲンガー@1。相手の鋼枠によってギャラかテテフかは考えよう。
こんな感じで選出もかなりわかりやすいので初めてのゲンガー軸にしては役割の分担が出来たそこそこの構築が組めたと思います。終盤こっちの構築を動かす余裕がなくて断念してしまったのでいつかリベンジしたいです。ここまでありがとうございました。何かありましたらTwitter@pokemon_yabu2まで。